ちゃんとやれ!

副業フリーランサーの飲み屋話

スピードで信用は勝ち取れる

何か期日があるものを仕上げるとき、さっさと済ませる方ですか、それともギリギリまで置いておく方ですか。

夏休みの宿題を、夏休み早々にやってしまう人もいれば、学校が始まるギリギリにならないとできない人がいます。
夏休みの宿題程度であればよいかもしれませんが、社会人になるとこの「スピード」も大事になってくるんですね。
 
 

スピードは信用の一つ

信用を得るためにできること、すべきことは、いくつかあるでしょう。
嘘をつかない、約束を守る、誠心誠意など。
僕は「スピード」というのも、信用の一つだと考えます。
 
もちろん期日までに仕上げるというのは、当たり前のコトです。
その上で、付加価値として「スピード」というものがあり、そこに信用が生まれるのです。
 
 

どうしてスピードは信用になるのか。

  • 同じクオリティ、同じコストであれば、早い方がスキルが高い。
  • 相手が思っている以上に早いのは、喜びや嬉しさにつながりプラスの方向に作用する。
  • 他のコトよりも自分を優先してくれたのかと、忠誠心のようなギブアンドテイクを期待することができる。
そういった理由で、早くすることは信用してもらいやすい。
 
 

先手必勝とはスピードの問題。

僕は世の中、先手必勝だと思っている。
ゲームとか、それが作戦だったとか、当てはまらないこともあるが、基本的には先手必勝だ。
 
ビジネスでもプライベートでも、スピードを求めて、先手必勝になることが重要になる。
 
 

相手が言うより先に言うから、納得してもらえる。

例えばデートの待ち合わせに遅れそうなとき。
今では、スマホですぐに連絡がとれるので、相手から「どこにいるの?」と聞かれる前に伝えることが重要。
「ここにいる」「10分くらい遅れそう」
相手から言われてからでは、既に遅い。
また、何かしらの不満を持っていることもある。
 
意見を求められたり、ネガティブな要素を伝えるときも先に言ったもん勝ち。
究極にダサいのは、「僕もそう思っていたんだよ」と後から言う人。
後付けは、自分の価値を下げるだけ。
 
 

ネガティブな要素も、後から伝えるとそのものの価値を下げる。

ちょっと刺激の強い化粧品を勧められたとする。
始めから「ちょっと刺激が強いからヒリヒリするよ、合わない人もいるんだよ」と言われるのと、
使ったあとに、ちょっと刺激が強かったと相手に伝えた後に「それはそういう成分が入っているから、みんなも同じだよ」と言われるのでは、前者の方が親切だろう。
 
後から言うと、全て言い訳に聞こえる。
それが事実であっても非常に残念だ。
 
 

先手先手となる為には。

スケジュール管理や、やることリスト、自分の現状把握とタスクの棚卸し。
そういったことも必要だけれど、一番大事なのは「相手のコトを考える」ということ。
 
そういえば、戦略コンサルタントのShinさんが、こんな記事を書いていた。
 
まさにそういった気持ちをベースにしていれば、早く伝えることが重要なのが分かる。
 
 

悪いことは早く言う。

上司に「例の件どうなった??」と聞かれる前に、「納期に間に合ってなくてヤバいっす」と伝えるようにする。
隠すことなく報告してくれた上司は「なんとかしてやろう」と思う(ことが多いのでは)
また、早めにそれを伝えることで、対処法がいくつもある、問題にならないこともある。
 
大きな問題になるところが、事前に火消しができた。
結果オーライで、コイツに任せても問題なかった。
と、信頼が増す。
 
 

早く伝えるということは、ハンドルを握るということ。

相手に振り回されるのは嫌だ。
できるだけ自分の中で完結させたい。
そう思ったら、自らハンドルを握ること。
それは責任どうこうではなく、やりたいことを、やりたいようにするということ。
 
そのためには、相手にこちらから情報を伝え、判断してもらうこと。
「例の件は~」「あの日の約束だけど~」
そうすれば、その時点で自分が軌道修正できる。
 
例えば来週の日曜日、ご飯に行こうと約束をしていたが、ちょっと不安なとき。
あの人、覚えているかなぁというときに、こちらから聞く。
「来週のご飯は、○時だよね」とか。
そうしたら、約束が確認できるし、仮にその約束が流れたときに自分で対処できるタイミングだからその日を無駄にしない。
 
自分がハンドルを握る為にも、先手先手で相手が言う前にアクションを起こしていくこと。
そうやって自分のポジションを確立していければ、動きやすい流れができてくる。
 
 

スピード、先手必勝で得られるもの

スピードを求めることで、相手からの信用が得られる。
早くこなしていこうとすることで、改善が生まれ新しい時間が生まれる。
相手よりも先にとスピードを求めることで、予定のハンドルを握ることができる。
 
自分がやり易いようにするために、生きていきやすいようにするために、どんどん先手で相手に伝えていってほしい。
 

 

スピード・オブ・トラスト―「信頼」がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する

スピード・オブ・トラスト―「信頼」がスピードを上げ、コストを下げ、組織の影響力を最大化する

  • 作者: スティーブン・M.R.コヴィー,レベッカ・R.メリル,Stephen M.R. Covey,Rebecca R. Merrill
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 26回
  • この商品を含むブログ (20件) を見る